香椎線を完乗 [鉄道・旅行]
3月のある日、 香椎線に乗った。
当初、博多→長者原→宇美→香椎→西戸崎→香椎→博多と乗るつもりだったが、博多駅で予定の電車に乗れなかった。それで、急遽、逆コース(博多→香椎→西戸崎→香椎→宇美→長者原→博多)に変えた。
しかし、実はそれが正解で、逆コースのほうが、博多を後に出発して、先に帰ってこられるとわかった。
博多から香椎まで鹿児島本線で10分ちょっと。跨線橋を渡って、香椎線のホームへ。普通、ローカル線は一つのホームで発着するものだが、香椎線は、3番線と、4〜5番線(ホームは一つ)の2つのホームが使われていた。最初、そのことがわからず、ちょっと戸惑った。
香椎駅の5番ホーム。2ドアの気動車の2両編成。いま思い出したのだが、香椎駅を出たのが8時36分。実はこの日、7時20分くらいに博多のホテルをチェックアウトしていた。いつもは朝遅いのに、乗りつぶしをしようとすると、早く目覚めるから不思議である。
気動車は、席が埋まるほど混んでいたが、次の和白駅で学生を中心に大量下車。かなり余裕ができた。
終点の西戸崎(さいとざき)付近では、左側に博多湾が見える。
西戸崎駅で。車両の向こうに海が見える
西戸崎駅舎。シンプルで小さい
西戸崎では、私のほかにもう一人、用もないのに乗っていた人、つまりテツがいた。
終点の証
西戸崎で10分ほど待った後、香椎に向かって発車。各ボックスに1人ずつくらいの乗車率。
途中、雁ノ巣駅で、駅から発車したと思ったら、すぐに止まることがあった。見ると、女子高生が1人走ってきていた。JRにしてはめずらしい計らいである。
香椎駅では4番線に到着。宇美まで行くには、跨線橋を渡って3番線へ移動しなければならなかった。香椎で分断されている感じである。
香椎からは30分ほどで、終点の宇美に着く。宇美といっても内陸である(オヤジギャグであるが、さっきから「宇美」と変換しようとすると「海」と出てイライラしていたので)。
終点の証
宇美の駅舎。とくに特徴はない
そういえば、香椎線は、西戸崎も宇美も、線路が行き止まりになる終着駅である。普通、幹線から出て行き止まりになる路線を盲腸線というが、香椎線は両側が盲腸線になっている。実態は、香椎から2つの盲腸線が出ているという感じなのだが。それにしても、めずらしい形態の路線だと思う。
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