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「牛肉どまんなか@米沢」と「牛めし@山形」の違い [駅弁]

3月の週末、土日きっぷを使って山形・宮城方面に行ってきた。

まず、大宮からつばさに乗って新庄へ向かう。途中、米沢駅をすぎたところで、「『牛肉どまんなか』を積み込んだ」との車内放送があった。この駅弁は、テレビや雑誌で「駅弁ベストテン」などをやると、いつも上位に進出する。

私は米沢に行ったことがないので、この駅弁も食べたことがない。そこで、車内販売が来たら、すかさず1個(1000円)買い求めた。

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有名駅弁を手にして期待がふくらむ乗っていたつばさは、山形止まりだったので、急いで食べ始めた。

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軟らかい牛肉と、牛のそぼろが乗っている

さすが有名駅弁だけあって、牛肉は軟らかく、私好みに濃いめの味つけがしてあって、おいしかった。しかし、不謹慎なことをいってしまえば、牛丼屋の牛丼とあまり違いを感じられなかった。「冷めた高級牛丼」という感じであろうか。

素材は、アメリカ牛と米沢牛の違いがあるはずなのに。食べる人が「違いのわからない男」で申しわけない。

さて翌日の夕方、山形からつばさに乗って帰ってきた。山形駅では仙山線からの乗り換えだったのだが、時間の余裕がなく、「夕飯どうしようか」と思っていたら、新幹線の改札前で「べこ〜〜めし」と歌う駅弁屋のおじさんを発見。

「べこ〜〜めし」と書いたが、実は当初、そのおじさんがなんといっているか、聞き取れていなかった。が、駅弁を売っていることはわかったので、「1個ください」といってみる。

渡されたのは、「牛めし」(980円?)であった。

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新幹線の改札に入る前(在来線側)で売られていた

「しまった、昨日、牛肉どまんなかを食べたんだった」と思ったが、しかたがない。食べ比べてみることにした。

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あけてみると、やはり前の日食べた弁当と似ている・・・


牛肉どまんなかには牛そぼろが入っていたが、牛めしにはシラタキが入っている。全般的な印象は、「冷めたスキヤキ」である。錦糸卵も入っていた。

特筆すべきは、「シソみそ」でる。棒状に巻いてあるシソのなかに、甘からいみそが入っている。これだけで、ごはん3杯はいけるうまさだ。

牛肉は少し硬めであったが、牛肉どまんなかに遜色ないできの駅弁だと思った。

が、知名度は大きな違いがある。牛めしは、全国の駅弁人気投票では、上位にくることはほとんどない。

どこが違うのか。

私はやはり、ネーミングのインパクトにあると思う。「牛肉どまんなか」の「どまんなか」にすべてがある。だれがつけたか知らないが、とても力強く印象的な言葉である。

牛めしは、おじさんの歌にはインパクトがあったが、山形駅に行かないと聞けないのが難である。テレビで紹介されれば話題になると思うが。

駅弁を食べながら、ネーミングの大切さを考えさせられたしだいである。


もちろん、両者ともおいしい駅弁なのでおすすめである。

なお、帰りの新幹線では、車内販売員たちがしきりに車内を行き来し、米沢駅の駅弁(主に牛肉どまんなか)の注文を取っていた。そんなシステムがあるとは知らなかった。やはり、現地に行ってみないとわからないことってあるものである。


2008-04-02 00:39  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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